【原油】トランプ大統領の演説を受けて(2026.4.02)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2026-04-02
ページ制作日: 2026-04-02

アルテミス計画が描く「月への帰還」
夜空に浮かぶ銀白色の円盤。私たちは半世紀もの間、その場所を「眺める対象」に戻してしまっていました。
1972年、アポロ17号の船長ジーン・サーナンが月面に最後の足跡を残して以来、人類の有人宇宙活動は地球低軌道(ISSなど)に留まり続けてきました。
しかし今、再び月を目指す鼓動が激しくなっています。NASAが進めるアルテミス計画。これは単なる「アポロの焼き直し」ではありません。
アポロとアルテミスの決定的な違い
アポロ計画が冷戦下の「競争」と「足跡を残すこと」を目的としていたのに対し、アルテミス計画は「定住」と「持続可能性」を見据えています。
月軌道拠点「ゲートウェイ」: 地球と月を結ぶ中継ステーションを構築。
多様性の象徴: 最初の女性、そして最初の有色人種の宇宙飛行士を月面へ送る。
火星への跳躍台: 月を単なるゴールではなく、さらに遠くの深宇宙へ行くための試験場とする。
「アルテミス2号」が運ぶ希望
特に注目すべきは、アポロ計画以来、約50年ぶりとなる有人月周回ミッション「アルテミス2号」です。4名の宇宙飛行士を乗せたオリオン宇宙船が、月の裏側を回り、自由帰還軌道を描いて地球に戻る。
このミッションに、世界中が固唾を飲んでいます。
かつてアポロ8号の乗組員が、月の縁から昇る地球(アース・ライズ)を目撃し、「私たちは月を探検しに来たが、最も重要な発見はこの地球だった」と語ったように、今回の再訪もまた、私たちに新しい視点を与えてくれるはずです。
官から民へ、そして世界へ
今回の再訪が過去と一線を画すもう一つの理由は、民間企業の参入です。スペースXの「スターシップ」が着陸機として採用されるなど、もはや宇宙開発は国家の威信をかけた事業から、人類全体の産業へと変貌を遂げています。
日本もまた、JAXAの技術を活かした月面探査車(有人プレッシャライズド・ローバー)の提供などを通じて、この歴史的プロジェクトに深く関わっています。
なぜ、いま月なのか
「なぜ、多額の費用をかけてまで月へ戻るのか?」という問いは常にあります。しかし、未知の領域へ手を伸ばすことは、人類の生存本能に近いものです。
月の砂(レゴリス)から酸素を取り出し、極地の氷から水を得る。そんなSFのような光景が現実味を帯びる中で、私たちは再び、夜空を見上げる理由を手に入れようとしています。
次に月を周回する宇宙飛行士たちが、窓越しに青い地球を見たとき、彼らは何を思うのでしょうか。それはきっと、50年前よりもずっと「地球という家の大切さ」と「宇宙への広がり」を同時に実感するものになるに違いありません。
本日は満月です。よろしければ夜空に輝く月を眺めてくださいね。
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停戦か?継続か?
市場関係者が注目したトランプ大統領の演説。演説前は停戦に向けての演説になるのではないかと言われていました。
しかし内容は違うものとなりました。
トランプ大統領は「今後2~3週間にわたってイランを容赦なく攻撃する」として、対イラン軍事作戦の戦略目標は達成に近づいていると主張。
「われわれは今後2~3週間のうちに、イランを彼らにふさわしい石器時代に戻す」と述べ、米軍は「非常に近い将来」にすべての戦場目標を達成すると語りました。
その発言を材料視する形で市場が反応したと考えられます。
NY原油 5分足

時間外取引のNY原油は97.5ドルから104.64ドルまで7ドル価格は一気に上昇。
国内ドバイ原油価格も10時の直前の安値77,510円から81,990円まで1時間半足らずで4,480円上昇。ドバイ原油の倍率は1枚50倍ですので、50倍×4480円=224,000円の差損益が発生したことになります。
停戦すると考え空売り(下がると予想)をしかけていた方はこの上昇で値洗いマイナスが増加。
さらに激化すると考え買い方針だった方はこの上昇で値洗いはプラスになっています。
やはりこの問題そう簡単には終わりそうもない状況です。
昨日は昨日でトランプ大統領は
アメリカの作戦に協力しなかった各国に対して、
《自分自身のために戦う方法を学び始めなければならない》
《アメリカはもうあなたたちを助けない》と投稿しました。
さらに、石油が欲しければアメリカから買うか
《自力で(ホルムズ海峡まで)取りに行け》と主張。
厳しい発言となっていました。
今回の演説前の予想では今日の演説で一方的に終戦宣言をするのではないかとの憶測も流れていました。
その憶測を元に昨日から原油は下げて逆に金は上昇していましたが、演説の内容を受けて全く逆の動きとなり、現在原油は前日比は3,230円高で金は15円安と前日比マイナスになっています。
国内ドバイ原油 日足

金標準 日足

金に関しては夜間終了時321円高でしたが現在マイナスになっており、また今日のここまでの高値25,277円は半値戻し25,247円を30円オーバーした価格であり、絶妙な価格で止まっている事が分かります。
また本日は金の4月日柄最重要日でもあり満月の日です。と考えますと今日のこの動き何か匂うなと思う方もおられるかと思います。
では原油ですがどのようなポイントに今いるのか確認してみましょう。
ドバイ原油 日足 黄金比率

上昇幅の38.2%押しは79,510円ですが、昨日の安値は78,070円で今日の安値は77,450円ですので38.2%押しは通過しています。
現在の価格は82,300円(午後1時12分現在)ですので79,510円の38.2%押しレベルよりも上で推移しています。
26日移動平均線との戦いでは現在13時14分現在79,930円でこちらも上に位置しています。
昨日の下げが強烈だったために昨日の陰線を即リカバーは出来ていないですが、安値も注目価格レベルで止まっての反発になっているのが分かります。
9日移動平均線は右肩下がりですが、ここ踏ん張ることが出来れば中期目線のポイントで止まったことになるだけにここの安値での攻防戦は重要と考えます。
NY原油はそこまで下げていなくて
NY原油 日足 MA

9日移動平均線で止まっているのが確認出来て、移動平均線の傾きも右肩上りは継続中。
終値ベースでは3月30日の102.88ドルがここ最近の最高値ですが本日その価格以上で終わる可能性があります。
NY原油のチャートは現状大きく崩れたとは言いにくい状況です。
産業基盤の破壊と「石器時代」への回帰
トランプ大統領の演説と対イラン戦略の変遷
トランプ米大統領による演説は、市場の予想通り過激かつ粗野なトーンに終始し、目新しさに欠ける内容でした。
しかし、その発言の背後にある米軍の攻撃パターンの変化は、投資家にとって看過できないシグナルを発していると思います。
産業基盤の破壊と「石器時代」への回帰
最近の米軍による空爆は、従来のエネルギー関連施設や軍事インフラの枠を超え、アルミニウム製錬所、製鉄所、製薬工場といったイランの基幹産業へも対象を広げている。
これは単なる軍事封じ込めではなく、イランの産業レベルを構造的に後退させ、経済的に「石器時代」へ戻すことを意図した戦略的破壊であるとの見方が強い。
市場では、これらの「産業破壊」が完了した段階こそが、米軍にとっての「出口戦略(撤退)」の開始合図になるとの観測が浮上している。
変質する戦争目的と供給リスク
当初、米国が掲げていた要求は多岐にわたっていた。
ウラン濃縮の完全停止および濃縮ウランの国外撤去
弾道ミサイル開発の制限
代理組織(ヒズボラ等)への支援停止
新最高指導者選任への介入
しかし、ホルムズ海峡の封鎖解除という当面の目標を事実上断念した後は、「イラン経済の物理的壊滅」へと目標をシフトさせた印象が拭えないです。
戦争の大義を見失いつつあるとの批判もあるが、トランプ政権の真意は、泥沼の地上戦を回避しつつ、遠距離攻撃(スタンドオフ攻撃)のみで敵対国家の国力を再起不能なレベルまで削ぎ落とすことにあるのではないか?
トランプ大統領は依然としてイラン戦争からの早期離脱を望んでおり、地上部隊の投入には極めて消極的である。今後、主要な産業拠点の破壊が「完了」したと判断されれば、突如として米軍の撤退が宣言される可能性がある。
市場関係者は、サプライチェーンの断絶リスクを注視すると同時に、米軍の攻撃対象が民間・軍民両用施設へシフトする中、イラン側の報復による地域情勢のさらなる流動化を警戒すべき局面にあると思われます。
引き続き中東情勢で価格は乱高下するかと思いますが、テクニカル指標でサポートされているのか、サポートされなくなったのかを出来る限り冷静に見て
その示唆に素直に従うことで、情報に一喜一憂せず惑わされずトレードできるはず。
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上がると思えば買いからスタートすれば良い。
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最後に
丙午年の相場について・・・信じるか信じないかあなた次第です!
コムテックス通信を読んでおられる方は今年最後の第30号で送信した内容と同じですがご了承してください。
2026年は、60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」の年です。古くからの迷信や縁起が語られることが多い年ですが、投資家やビジネスパーソンにとっては「相場がどう動くのか」というアノマリー(経験則)が気になるところでしょう。
丙午年の相場の特徴と、歴史的背景をまとめたコラムをお届けします。
丙午(ひのえうま)の相場格言 激動と「跳ね」の予感
相場界には干支にまつわる格言がありますが、午(うま)年は一般的に「午(うま)は跳ねる」と言われます。
過去のデータが示す「荒れ相場」
過去の丙午(直近は1906年、1966年)を振り返ると、非常に極端な動きを見せる傾向があります。 1906年(明治39年) 日露戦争後の大バブル 戦後経営の期待感から株式市場は空前の高騰を見せましたが、翌年にはその反動で大暴落(明治40年の暴落)に見舞われました。文字通り「跳ね上がった後に落ちる」激しい年でした。
1966年(昭和41年)
証券不況からの復活「いざなぎ景気」 前年の「40年不況」で山一證券への日銀特融が行われるなどどん底の状態から、丙午の年は一転して強気相場へ。戦後最長の好景気「いざなぎ景気」の本格的な幕開けの年となりました。
2. 「丙(ひのえ)」と「午(うま)」の組み合わせ
五行説で見ると、「丙」は火の兄(ひのえ)、「午」も火の属性を持ちます。火と火が重なる丙午は、エネルギーが非常に強く、活気にあふれる一方で、過熱しやすい(オーバーヒート)性質を持っていると考えられています。
ポイント 丙午の相場は、平穏な保ち合いよりも、トレンドが明確に出た際の「爆発力」に特徴があります。
2026年の丙午はどうなる? 現代的視点
次回の丙午である2026年に向けて、注目すべき3つの視点があります。
① 人口統計と経済の特異性1966年の丙午は、出生率が極端に低下したことで知られています。
これが現代では「2026年問題」として、教育業界や労働市場において、特定の年代だけ人口が少ないことによる歪み(2026年生まれが大学に入る時期の定員割れなど)が長期的なリスクとして意識されます。
② デジタル・エネルギー革命の「火」五行の「火」は、現代では半導体、AI、エネルギー、電気自動車などを象徴します。これらのセクターが、丙午のエネルギーを受けてさらに一段上のステージへ「跳ねる」可能性があるという見方も面白いでしょう。
③ インフレとの親和性「火」の属性は物価の上昇(インフレ)とも関連付けられます。デフレ脱却が進む中、2026年は名目成長率が大きく跳ねる年になるのか、あるいは金利上昇による市場の混乱が起きるのか、ボラティリティ(価格変動)への備えが重要になります。
そして当社が扱っています商品相場は・・・
商品・資源相場が荒れやすい
火に象徴されるエネルギーや資源分野は、特に値動きが荒くなりやすい。原油、貴金属、穀物などは、地政学リスクや需給懸念が材料視されやすく、値幅を伴う展開になりがちだ。逆に言えば、トレンドを捉えられれば収益機会も多い年となる。特に供給不安や政治的要因が絡むと、投機資金が一気に流入し、値動きが荒くなりがちです。 強気で挑むか、火傷を避けるか・・・
丙午は、歴史的に見ても「変化の起点」になることが多い年です。 格言通りに相場が「跳ねる」のであれば大きなチャンスですが、火のエネルギーが強すぎると急落の懸念も孕みます。「勢いに乗る勇気」と「過熱を冷めた目で見る冷静さ」。 この両輪を持つことが、丙午相場を乗りこなす鍵と言えるでしょう。
最後にあくまでも今回の記事は好きな方は好きな内容ですが、まったく気にならない方は気にならないと思います。2026年終わった時にコムテックス通信があんなことを書いていたなと思って頂けるかどうかは来年の相場次第ですね。
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